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2010年3月 2日 (火)

最終決戦参院選勝利に向けて兜の緒を締めよう

カナダバンクーバーでのオリンピックも終了し、一方、2010年度予算案が衆議院を通過して、いよいよ本年夏の参院選に焦点が当てられることになる。

昨年8月30日の総選挙で無血革命が成立した。日本史上、初めて民衆の力によって政権が樹立された。権力が特定少数の利権複合体の手から主権者国民に引き渡されたのである。

9月16日に新政権が発足した。まもなく半年が経過しようとしている。

これまで権力を保持していたのが「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の利権複合体である。官僚機構、大資本、米国、メディアと結託した利権政治屋が権力を掌握し、巨大利得を保持し続けてきた。

既得権益勢力である悪徳ペンタゴンは、権力奪回に血眼になっている。彼らに残されたチャンスは本年夏の参院選だけである。参院選で悪徳ペンタゴンが勝利すれば、日本政治は再び衆参ねじれの混沌に戻る。

この混沌のなかから、再び悪徳ペンタゴン支配の政治構造を構築しようとしている。彼らは目的のために手段を選ばない。

昨年3月3日の三三事変以来、激しさを増しているのが、検察権力の不正政治利用とマスメディアによる常軌を逸した情報操作である。

三三事変、厚生労働省村木局長冤罪事件一一五事変は、すべてこの文脈のなかに位置付けることができる事象である。

「悪徳ペンタゴン」は日本政治刷新を実現してしまう最重要危険人物として小沢一郎氏をマークし続けてきた。竹下登元首相が小沢潰しのために組織したと言われる「三宝会」は、政財電の談合組織であり、多くのメディア関係者が名を連ねる。

小沢一郎氏に対する激しいメディア攻撃は、このような低劣な談合組織によって誘導されてきたのである。

2006年4月、前原誠司氏の政治力量不足から民主党は解党の危機に直面した。この危機に救世主のごとくに民主党代表に就任したのが小沢一郎氏であった。小沢氏は小沢-鳩山-菅のトロイカ体制を構築し、民主党の大躍進を陣頭指揮した。この延長上に2009年8月30日の決戦の総選挙大勝の偉業が成就した。

悪徳ペンタゴンが小沢一郎氏に対する激しい攻撃を継続してきたことは、悪徳ペンタゴンの的確な情勢判断力を物語っている。2007年7月参院選での小沢氏に対する激しいネガティブ・キャンペーン、読売渡邉恒雄氏が画策した大連立構想、日銀幹部人事での小沢代表への梯子外し工作、複数候補による民主党代表選実施要請などは、すべて小沢一郎氏失脚に向けての工作活動であったと考えられる。

これらの手段をもってしても、小沢城は陥落しなかった。小沢常勝神話はさらに輝きを増したのである。

こうしたなかで、遂に禁断の領域にまで踏み込んだのが、三三事変、村木局長冤罪事件、一一五事変である。悪徳ペンタゴンは不正極まる検察権力の政治利用という禁じ手に手を染めた。検察職員は国家公務員法の守秘義務に違反して職務上知り得た秘密を漏えいし、メディアは検察の手先となって世論を誘導した。

しかしながら、民衆の抵抗力も格段にしぶとさを増した。昨年8月30日の総選挙では、草の根からの情報発信が威力を発揮して、悪徳ペンタゴンの巨大情報操作工作を打ち破って、主権者国民は主権者国民による主権者国民のための政府を樹立することに成功したのだ。

鳩山政権が発足して半年が経過するが、悪徳ペンタゴンの激烈な情報操作、検察権力の不正利用は残存し、世論が誘導されてきた。悪徳ペンタゴンは失われた権力を奪還しようと断末魔の叫びをあげながら、必死の工作活動を展開し続けている。

新政権は発足したものの、官僚機構、大資本、メディアの大多数はこれまでの悪徳ペンタゴンによる政治支配、政治利権掌握を熱望し続けている。これらの背後に日本の植民地支配者を自認する米国が存在することも忘れることができない。

鳩山政権の支持率が政権発足時の70%超から50%割れにまで低下したが、その要因の大半は、悪徳ペンタゴンによる情報操作にあると見てよいだろう。

いかなる善政も、土石流のようなメディア情報の流布には抗(あらが)えない。

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主権者国民と悪徳ペンタゴンの最終決戦が本年夏の参院選になる。主権者国民政権が夏の参院選に勝利すれば、日本政治刷新実現の可能性は飛躍的に高まる。2013年の衆院任期満了までの3年間をフルに活用して、日本政治構造を根幹から変革することが可能になるからだ。

腐敗した検察の刷新、腐敗した日本のマスメディア刷新も可能になる。政権交代の大義実現には、参院選勝利が不可欠である。

メディアの情報操作により、政権交代の大義についての期待、躍動が粉砕されてしまった。この期待と躍動を回復することが急務である。

鳩山政権は本年夏の参院選勝利に向けて原点に立ち返って政権交代の大義を確認し、広く国民に訴えかけなければならない。

主権者国民による主権者国民のための政権維持を希求する主権者国民は、この大きな目標の下に結集し、迫る悪徳ペンタゴンとの最終決戦に勝利を収めなくてはならない。

悪徳ペンタゴンによる悪政はなお、多くの側面で残存している。主権者国民による政権維持を求める主権者国民は、依然として悪政と闘うレジスタンス勢力であることを自覚しなければならないのだ。

政権交代実現の大義は以下の五つだ。

①官権政治を打破して民権政治を確立すること

②政治権力と大資本の癒着を排除すること

③対米隷属外交から脱却し、自主独立外交を樹立すること

④政治権力による不正な警察・検察・裁判所・マスメディア支配を排除すること

⑤弱肉強食奨励=市場原理主義を排し、共生社会創設を目指すこと

の五つである。

鳩山政権はこれらの課題実現に向けて奮闘しているが、これまでの自民党政治との違いを国民に鮮明に示すことに必ずしも成功していない。

①官権政治打破においては、「天下り根絶」が鍵を握るが、鳩山政権の「天下り根絶」はまだまだ甘い。野党時代の主張を躊躇なく実行するべきだ。

②「政治とカネ」で攻撃を受けたが、何よりも分かりやすい姿勢は「企業団体献金の全面禁止」法制化である。

③普天間基地移設問題では時間的な制約が大きい。辺野古海岸破壊滑走路建設回避を必ず実現することが大きな第一歩になる。

④警察・検察・裁判所制度の近代化が焦眉の急だが、分かりやすい施策として「取り調べ過程の全面可視化」を今通常国会で法制化するべきである。

⑤弱肉強食社会から共生社会への転換を実現するために、鳩山政権が多くの新規施策を実現しつつある。問題は金融危機不況で税収が激減したことだ。新規施策実施スケジュールに変動が生じるのは避けられない。新規施策の実施時期について、新しい工程表を提示する必要があるだろう。

鳩山政権は政権交代実現の大義を改めて丁寧に国民に説明する必要がある。激しい情報操作、不正な検察権力行使などの工作活動に対して、正面から正々堂々の闘いを挑むべきである。

ネットから真実の情報発信が広がってゆくだろう。

主権者である私たち国民は、悪徳ペンタゴンとの最終決戦に必ず勝利し、日本政治の構造を刷新しなければならない。この最大のチャンスを生かすことができなければ、日本の暗黒時代が永遠に持続してしまうことになる。

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