« 麻生首相が強調する景気回復重視論の欠陥 | トップページ | 民主党対自民党:経済成長を促すのはどちら »

2009年7月23日 (木)

「みんなでブログ・デモ行進」でのご支援に深謝

夏みかん様が阿修羅掲示板に投稿下さった

植草一秀さんを守りたい!「みんなでブログ・デモ行進」のお知らせ。
ブログで同日一斉に発信!

に対応して、多くのブログ主宰者から、身に余る心のこもったお言葉を賜りました。

「神州の泉」主宰者の高橋博彦様にはブログ上にて、度重なる激励のお言葉と私の身を案ずるお言葉をたまわりまして、厚くお礼申しあげます。

副島隆彦先生「植草事件の真相掲示板」様「植草一秀氏を守るBBS」様「カナダde日本語」様「晴天とら日和」様をはじめ、本当に多くの皆様から、温かなお言葉を賜りまして、誠にありがたく感じております。

多くのブログ主宰者様のお名前を記載できませぬことを、大変申し訳なく感じますが、この場を借りまして厚くお礼申し上げます。

事件につきまして、私は私の知る限りの真実をすべて明らかにして参りました。当事者以外に現場を知る者はおりませんので、当事者と天のみが真実を知っております。

皆様は現場におられたわけではありませんので、さまざまな情報から、誰が真実を述べているのかを考察されることになりますが、そのなかで、多くの皆様が私の言葉を信じてくださっていることに、深く感謝申し上げます。

裁判では、弁護団や自ら名乗り出て真実を法廷で話して下さった善意の第三者である一般市民の方のお力などにより、私の無実を完全に立証できましたが、裁判所からは正当な判決を得ることができませんでした。地裁は証拠調べをことごとく却下し、高裁、最高裁は、一切の実質審理を行ないませんでした。

私は真実しか述べておりません。私がもし罪を犯しているなら、当然のことながら、潔く罪を償っております。現在の日本で無実の主張を貫くことには、とても大きな困難が伴いますが、そのなかで一貫して無実の主張を示していることは、それが真実であるからでしかありません。

フランス人権宣言に盛り込まれたさまざまな規定は、基本的人権を尊重する視点から、間違っても無辜(むこ)の人間に、政治的背景によって罪を着せることがないようにすることを目的とするものでありました。

爾来(じらい)220年の時が流れておりますが、現在の日本では、この基本が確立されておりません。警察・検察・司法制度の近代化は最重要の課題です。

無実の人間に罪が着せられることに対して、強い憤りを禁じ得ませんが、政権交代実現後のいずれかの日に必ず真実を明らかにし、汚名を雪(すす)いで参りたく考えております。

収監される日が近付いておりますが、何よりも気がかりなことは、この国の命運を定める総選挙が行なわれ、新政権が発足するもっとも重要な時期に発言を封じられてしまうことです。

次期総選挙は「政権交代」をテーマに戦われる。単なる「政権交代」ではなく、日本の歴史上、初めて民衆の力によって、政治権力を民衆の手元に引き寄せられるかどうかが問われる、革命的な意味を持つ選挙になる。

_72 「政」・「官」・「業」の利権複合体に「外」・「電」の新興勢力が加わって形成された「政官業外電の悪徳ペンタゴン利権複合体による政治」を、「国民を主役とし、国民の幸福を追求する政治」に刷新することが、「政権交代」の目的になる。

私は2001年12月26日付「夕刊フジ」紙上での小沢一郎氏との対談において、小泉政治の問題点を指摘した。

2006年に連載を始めた宮崎学氏責任編集の「直言」サイトにおける「UEKUSAレポートPlusに、政治の目指すべき方向を記した。

2006年4月11日付記事

第5回「日本の政治に一筋の黎明が見えた」

には、民主党代表に小沢一郎氏が選出され、日本政治変革の第一歩が記されたことについての論評を記述した。

2006年4月26日付記事

第6回「民主党が提示すべき三つの主張」

には、①「天下り根絶」、②セーフティネットの強化、③対米隷属外交からの脱却、の三つの政策方針を提言した。

三つの政策方針は、2005年9月の総選挙に際して、民主党に提言したものだった。

長い時間が経過したが、日本政治を刷新する最大のチャンスが近付いている。東京拘置所内に拘留されていた期間に執筆した

『知られざる真実-勾留地にて-』

知られざる真実―勾留地にて― Book 知られざる真実―勾留地にて―

著者:植草 一秀
販売元:イプシロン出版企画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

に私の考え方を集約して記述したが、同書における日本政治の在り方に関する記述は、私の「政権構想」でもあった。

①官僚主権構造

②大資本のための政治

③外国資本のための政治

を排除して、

①国民の幸福を追求する政治

を実現しなければならないと考え続けてきた。

その大事業を実現するチャンスが目の前に近付いている。

この段階で、発言を封じられることには断腸の思いを禁じ得ないが、思いを共有する国民の力によって、何としても「政権交代」を実現し、日本政治を刷新してもらいたいと思う。

「政権交代」が実現しても、それはゴールではない。スタートである。新しい政権が本当に「国民の幸福を追求する政治」を実現するように、主権者である国民が大いに力を発揮してゆかなくてはならない。

不在になる間も、何らかの形で本ブログを継続してゆきたいと考えている。収監される日まで、時間は短いが、引き続き本ブログを通じて情報を発信して参りたいと思う。ブログをご高覧の読者の皆様には、なにとぞ支援のクリックを継続していただければ大変ありがたく思う。

「政権交代」は特定の人々、特定の勢力の「私的な利害」によって誘導されるべきものでない。主権者である国民の力によって、主権者である国民の幸福を実現するために目指される大事業である。

まずは、次期総選挙での政権交代実現に向けて、志を共有する人々が力を結集することが大切だと思う。

選挙戦術としての

①投票率を高めること

②政権交代推進勢力に投票を集中させること

③「偽装CHANGE新党」に惑わされないこと

三原則を周知させることも不可欠だ。

  

 また、総選挙までに、一人でも多くの国民の皆様に

副島隆彦先生との共著

 

『売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う』

売国者たちの末路 Book 売国者たちの末路

著者:副島 隆彦,植草 一秀
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

をご一読賜りたいと思う。

私に対する多くの皆様の温かなお心に感謝し、微力ではあるが、力の限り前を向いて進んで参ることをここにお誓い申し上げる。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

売国者たちの末路 Book 売国者たちの末路

著者:副島 隆彦,植草 一秀
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

知られざる真実―勾留地にて― Book 知られざる真実―勾留地にて―

著者:植草 一秀
販売元:イプシロン出版企画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 麻生首相が強調する景気回復重視論の欠陥 | トップページ | 民主党対自民党:経済成長を促すのはどちら »

冤罪・名誉棄損訴訟」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「みんなでブログ・デモ行進」でのご支援に深謝:

» 「みんなでブログ・デモ行進」でのご支援に深謝 - 植草さんから [湘南の片田舎から]
俺の場合は、植草さんのことをけっこう最近までこのスケベオヤジなんて思っていた口なので、偉そうなことはいえない。植草さんの言葉を読んでいただくのが一番いいでしょう。 「 [続きを読む]

» 郷原信郎氏の新書ご紹介 [ライジング・サン(甦る日本~世界へ)日はまた昇る]
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本                                     郷原信郎 アマゾンから引用します 「引用開始」 内容紹介 2007年1月、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』で、社会や経済の実態と乖離した法... [続きを読む]

» 中山成彬が衆院選宮崎1区に再出馬することを表明 [ひげログ人]
昨年のエントリー『「出ない」「出る」「やっぱ出ない」宮崎一区のお騒がせ 面目躍如 [続きを読む]

» このまま 二大政党制にさせておいて良いのだろうか? [ 春 夏 秋 冬]
今日テレビのニュースで、民主党が今後消費税をどういう時に上げるかについて、検討をしているというような事を言っていた。 アフガニスタンでアメリカは相変わらず、戦争を続けている。 アフガニスタンに攻め込む時の言い分は、9.11テロの首謀者達を捕まえる為と言うことであったかと記憶する。 ところが今やテロとの戦いと言う言葉も、オサマビンラディンの事も忘れられてしまっているのに、何故かまだ戦争は続けられている。 その上戦場はパキスタンにまで広げられ、いつ終わるとも見込みがたたないらしい。 このアフガニスタン... [続きを読む]

» 黄昏のラプター F22廃止・軍産複合体に半世紀目の楔 [米流時評]
   ||| 軍産複合体 半世紀目の黄昏 |||  米軍 F-22ラプターの生産中止は、米国に跋扈した軍産複合体 解体への第一歩か  アイゼンハワー半世紀の悲願「米国の主権を軍需産業に渡すな」をオバマが実現 今回のF-22発注停止の時事をどう見るかで、各自の立ち位置が明確に見えることに気づいた。ネオコンタカ派は、当然軍事予算縮小を実行に移すオバマ政権を「米国の防衛力を弱体化する」と非難する。  一方リベラルのハト派はもちろん、中道穏健派にとっては、  半世紀近い平和への悲願が... [続きを読む]

» ダブル・レインボー 終わりの始まり [ミクロネシアの小さな島・ヤップより]
土曜日の夕方、マリーナの上から虹が立ち登った。よく見ると、ダブル・レインボー! この記事を家で急いで仕上げて投稿し、マリーナに戻る途中だった。海はベタ凪ぎ、いつもこんなだったら良いのにな... 〇怪しい会計報告書-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流 http://suyap.exblog.jp/8692910/ ところで、↑上の記事↑、さっき、しっかり手を入れ直しました。きのうは急いでいたので、数字とか説明不足だったし...。お騒がせのお子様軍団は、きのうの朝か... [続きを読む]

» のりピーの逮捕で明らかになったメディアの加工と国策捜査 [billabong]
8月6日は満月、 夏みかんさんのよびかけの 植草一秀さんを守りたい! 「みんなでブログ・デモ行進」で 植草さん応援ブログを書く日だったのに、 ミーハーな私は批判しながらも、[続きを読む]

« 麻生首相が強調する景気回復重視論の欠陥 | トップページ | 民主党対自民党:経済成長を促すのはどちら »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ