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2009年3月24日 (火)

WBC侍ジャパン優勝と産経新聞捏造記事掲載疑惑

WBC優勝決定戦で日本が韓国を5-3で破り2大会連覇を遂げた。手に汗握る歴史に残る名勝負だった。暗い日本に「侍ジャパン」が大いなる希望を与えてくれた。「侍ジャパン」の活躍に拍手を送りたい。

延長10回、3-3の同点の場面で見事な中前二塁打を放ち、決勝点を叩き出したのはイチローだった。イチローが窮地の日本を救った。

政治の世界でもタローではなくイチローが日本の窮地を救うことになるだろう。

メディアは小沢一郎氏を民主党代表の座から引きずり降ろそうと、あの手この手の攻撃を仕掛けている。それほど小沢氏は脅威と感じられているのだ。しかし、この攻撃を打破して、日本に、国民のための政治を樹立しなければならない。

産経新聞は3月22日、
【民主党解剖】第二部(1)「小沢ショック 不満蓄積も不気味な静寂 動けぬ反小沢」と題する記事を掲載した。

このなかに以下の記述がある。

「13日には、新党日本代表の田中康夫が宿泊先のホテルに小沢を訪ね、かつて小沢の政治構想力を絶賛し、親身になって助言していた文芸評論家の江藤淳(故人)のコラムを手渡した。小沢はほおを緩めて紙をめくり、こう語った。

 「懐かしいなあ。江藤さんは本当にボクを支援してくれた。後で改めて読んでみるよ」

  コラムは、江藤が産経新聞(平成9年3月3日付)に書いた「帰りなん、いざ 小沢一郎君に与う」。新進党の運営に苦慮する小沢に対し、いったん議員辞職して故郷の岩手県水沢市(現奥州市)に戻り、他日の再起を促した檄文(げきぶん)だ。田中の訪問はあくまで激励目的だったが、意図せぬ皮肉なプレゼントとなったようだ。」

(ここまで引用)

 この記事を読むと、田中康夫氏が、小沢代表に代表辞任を促したように読み取れる。

 ところが、当事者の田中氏から私に一通のメールが届いた。

 メールには以下のように記述されていた。

「御存知のように、今朝の「産経」が小生と小沢氏の懇談に関して、
「空想」記事を掲載しています(苦笑)。

「産経」は、小沢氏には手渡していない「産経」のコラムを、
小生に確認もしない儘、さも手渡したかのように報じた訳です。

因みに、小沢氏に手渡したのは、
「諸君」93年1月号と「Voice」91年1月号に掲載された原稿と対談。
前者のタイトルは「それでも『小沢』に期待する」
後者のタイトルは「政治家の志とは何か 激変する内外政局に果敢に対処する若き領袖の情熱」
です。」

(ここまで引用)

 つまり、田中氏の説明が真実だとすれば、産経新聞は「捏造」記事を掲載したことになる。「捏造」が真実だとすると重大な問題だ。

 この問題については、すでに「誰も通らない裏道」様が3月23日付記事「小沢関連~産経新聞記事への重大な疑問」で取り上げている。

 同ブログ記事から関連部分を引用する。

「明日売りの週刊SPA!を見た。今週の「田中康夫 東京ペログリ日記」は38日(日)~317日(火)まで。
その313日(金)にはこう書かれている。

*****
3
13日(金)
 八重洲富士屋ホテル。小沢一郎代表と40分近く2人で懇談。
「激動の時代の権力闘争 それでも『小沢』に期待する」と題して当時、慶應義塾大学教授の畏兄・江藤淳氏が「諸君」19931月号に寄稿した論考。その2年前の「Voice1月号で、「政治家の志とは何か 激変する内外政局に果敢に対処する若き領袖の情熱」を江藤淳氏と語った対談。2つの複写(コピーとルビ)をお持ちする。
*****

以下、諸君の江藤淳の原稿内容について触れている。」
(ここまで引用)

 同ブログは産経新聞記事の問題部分を取り上げて、次のように記述する。

「どちらが正しいのか?

これは普通に考えれば田中康夫に決まってますね。当事者なんだから。
産経に記事が出ることがわかっていて田中康夫が違うことを書いたという可能性もあるが、SPA!の原稿の入稿は先週末であろうから、昨晩の産経の記事より後に書いたということは絶対にない。」
(ここまで引用)

 産経新聞は、記事の真偽について説明する責任を負う。

 産経新聞が記述した江藤淳氏のコラムは小沢氏の議員辞職を促すもので、これを田中康夫氏が小沢代表に手渡したとするなら、田中氏が小沢代表に辞任を勧告したとの意味になる。

 産経新聞記者が手渡した記事を確認せずに捏造記事を執筆し、新聞に掲載したのなら、極めて悪質であり、当該記者および産経新聞は重大な責任を問われなければならない。

 日本テレビでは、捏造証言を放映し、証言者が逮捕され、社長が辞任に追い込まれた。産経新聞も厳しい対応を迫られることになる。

 3月24日、小沢一郎代表の公設秘書である大久保隆規氏が政治資金規正法違反容疑で起訴された。西松建設からの献金であることを知りながら、西松関連の政治団体からの献金と政治資金報告書に記載したとの疑いがかけられている。

元地検特捜部検事の郷原信郎弁護士は、政治資金規正法は寄付行為者を記載することを義務付けているが、資金拠出者を記載することを義務付けておらず、大久保氏のケースで政治資金規正法違反を問うことに疑問を提示している。

西松関連の政治団体から献金を受けていた議員は自民党に多数存在しており、小沢代表の秘書を起訴するなら、自民党議員への捜査を行わなければ、法の下の平等に反すると考えられる。

現時点までの動向から判断する限り、一連の捜査活動は、政治権力が政敵を追い落とすために警察・検察権力を不正に不当に利用した「国策捜査」である可能性が極めて高いと判断せざるを得ない。私の判断は白川勝彦氏の判断と基本的に同一である。

マスメディアは自公政権と癒着して、一連の問題を活用して小沢代表の辞任を誘導するための側面援助攻撃に徹している。

したがって、民主党は問題の本質が「国策捜査」であるとの判断を明確に示して、不正な権力濫用に徹底して抗戦する意思を表示することが求められる。

民主党内部に反小沢一郎氏勢力が存在する。この反小沢勢力はこの機に乗じて、民主党内勢力図式の転覆を図ることを念頭に入れている。自公政権は自公政権と通じる民主党内反小沢勢力による党内攪乱を誘導している可能性が高い。

「サンデープロジェクト」で田原総一郎氏は、「自分が接触した民主党議員6名全員が小沢氏の代表辞任を希望していた」と発言したが、田原氏が民主党内の反小沢勢力としか接触していないことが分かる。

テレビ朝日番組「TVタックル」も、産経新聞上記記事も、民主党内反小沢勢力の発言だけを針小棒大に取り上げる。小沢氏失脚を目的とするから、このような偏向取材状況が生まれる。

民主党は政治権力の不正な濫用とマスメディアの偏向を積極的にアピールするべき局面に至っている。『知られざる真実』をはっきりと国民に伝達する明瞭な姿勢を示さず、どっちつかずの優柔不断な姿勢を示していると、自公政権による権力濫用と情報操作の罠に嵌(はま)ってしまう。

政治屋・官僚・大資本・外国資本・マスメディアの「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の既得権益勢力の力は強大である。国民に真実を伝達し、レジスタンス戦線を立ち上げ、既得権益勢力と徹底的に闘争する強い意志を持たなければ、闘いに勝利を収めることは難しい。

「イチローの力」が最大に発揮される体制を盤石なものにして、既得権益勢力との壮絶な闘いに勝利しなければならない。メディアが執拗にイチロー攻撃を展開する真相・深層を広く国民に伝えてゆかねばならない。

その契機として、産経新聞の捏造記事掲載疑惑の真相を究明し、問題が明らかになれば、厳正にその責任を追及しなければならない。

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