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2008年12月 9日 (火)

麻生政権みぞうゆの危機と偽装(CHANGE)新党

麻生政権がみぞうゆの危機に直面している。内閣支持率が軒並み危険水域の30%を下回った。「晴天とら日和」様各社世論調査を網羅してくださっている。国民は2009年年明けまでの解散総選挙実施を求めている。

「麻生太郎対小沢一郎、太郎対一郎の戦い」だとマスメディアは報じてきた。各社調査では首相にふさわしいのは麻生太郎氏ではなく小沢一郎氏であるとの世論調査結果を公表した。

「政権交代を求める有権者」が世論調査結果を中立公正の立場から伝える論評であるはずだ。ところが、主要メディアの報道は屈折している。

「カナダde日本語」の美爾依さんが偏向産経新聞客員編集委員の花岡信昭氏の偏向論説記事について的確な解説を示してくださっている。また、「私好みのimagination」様が偏向読売新聞の「自民ダメ、民主もダメ論」への強引な誘導記事を紹介してくださった。

1年間に2度も無責任に政権を放り出して、国民に宣言した解散総選挙を自己都合で先送りしても謝罪の一つ示さず、「100年に1度の暴風雨」が吹き荒れて年末の企業の資金繰りが厳しくなっていると説明し、「スピードと迅速さがポイント」の景気対策を発表したきり、来年まで補正予算案を国会に提出しない「サボタージュ首相」を国民が支持しないのは当然だ。

昨年7月の参議院選挙では安倍晋三首相が「安倍総理を選ぶのか小沢総理を選ぶのかを問う選挙」だと明言した。政権交代を求める世論が大きなうねりとなり始めた。民主党を中心とする野党に、政権交代に備えて政策研究の深化を求めるのがメディアの役割であるはずだ。

ところが、メディアは執拗に民主党攻撃、小沢氏攻撃を繰り返し、自民党の「偽装CHANGE集団」の広告宣伝活動に注力し始めた。

「憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ」様「ラサ#lhasaのブログ」様「杉並からの情報発信です」様およびJANJANニュースに寄稿くださいました山崎康彦様、ありがたい記事の掲載をありがとうございました。心より感謝申し上げます。

また、「神州の泉」様ならびに「ギャラリー酔いどれ」様、過分なお言葉をありがとうございます。皆様の温かいお心に深く感謝申し上げます。不当な弾圧に見舞われておりますが、天に向かって恥じるところはなく、堂々と進んで参りたいと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

また、「~山のあなたの空遠く幸い住むと人の言う_」様には、いつもビジュアルな記事を掲載くださいまして、心よりお礼申し上げます。

テレビ朝日、テレビ東京、日本テレビを中心に、自民党内の「偽装CHANGE集団」に光を当てる活動が活発化し始めた。

本ブログでは、6月3日付記事「「敵を欺くにはまず味方を欺く」手法に警戒すべし」以降、「偽装CHANGE集団」の動向に警戒すべきことを訴えてきた。「国際評論家小野寺光一の政治経済の真実」主宰者の小野寺光一氏が、いち早くフジテレビドラマ「CHANGE」の政治的背景を鋭く指摘されてきた。

「敵を欺くにはまず味方を欺く。これ権謀術数の第一歩と心得よ」の言葉は、小泉元首相の元秘書であった飯島勲氏の著書『代議士秘書-永田町、笑っちゃうけどホントの話』(講談社文庫)に記述されている。小野寺光一氏はこの点も指摘された。

麻生内閣の支持率が暴落して、テレビメディアが一斉に画面に登場させているのが渡辺喜美元行革相である。渡辺氏は自民党からの離党も匂わせている。しかし、自民党はわずか2ヶ月半前にお祭り騒ぎの総裁選を実施したのだ。「自民党は開かれた政党で、総裁選を堂々と実施し、透明に総裁を選出する。福田政権の政権放り出しで国民に迷惑をかけたが、総裁を選出すれば一致団結して国民のために尽力する」と説明していたのではないか。

麻生首相が総選挙を先送りして、迅速に成立させるべき補正予算案の国会提出を来年まで先送りすることが、国民に対する背信行為であることを皆が知っている。しかし、そのような意思決定をする総裁を選出したのは、自民党自身なのだ。

渡辺氏は自分は麻生氏には投票しなかったと言うが、多数決で総裁を決定するルールが採用されているのだから、渡辺氏は自民党所属議員の一人として、麻生総裁を選出した責任を負っている。自民党の外部に対して麻生首相批判を示すなら、自民党を離脱するのが先だ。自民党にとどまりつつ批判をするなら、それは自民党の内部で行うのが正しい手順だろう。

マスメディアが渡辺氏を過剰露出するのは偏向であるが、その背景には既得権益を死守しようとする「政官業外電=悪徳のペンタゴン」の至上命題がある。

「小沢民主党に政権を渡してはならない」ことが至上命題である。麻生首相は総選挙を2009年秋まで先送りしたいとの意向を有していると考えられるが、状況はそれほど甘くない。麻生首相が第2次補正予算の臨時国会提出を拒否したため、2009年1月召集の通常国会は冒頭から与野党が全面対決モードに突入する。補正予算、2009年度本予算の成立が大幅に遅れる可能性が極めて高い。

麻生首相は民主党を批判するだろうが、2008年10月30日に決定した景気対策を具体化する補正予算案の提出を麻生首相は2009年まで先送りした。麻生首相は民主党を批判できる立場にない。

また、予算は衆議院の優越で成立するが、一般の法案は参議院が否決すると、衆議院で3分の2以上の多数で再可決しないと成立しない。自公から17名の造反者が出ると、法律は成立しない。衆議院自民党内で反麻生の行動を共にする議員が17名以上集まると、麻生政権の政策運営は完全に立ち行かなくなる。

この場合、麻生首相は自暴自棄解散、自爆テロ解散に打って出るだろう。造反議員に対して「バカヤロー」と怒鳴って解散を決するかもしれない。

また、政党助成金は年末までに政党としての届出を済ませると、翌年に交付を受けられる。渡辺氏を含む「偽装CHANGE」集団は年内に「偽装CHANGE新党」を結成する可能性が高い。マスメディアは「偽装新党」を政界再編の目玉として、全面的な広告支援活動を展開することになるだろう。

問題は「偽装新党」の政策路線だ。次期総選挙の対立軸は次の三つである。
①弱肉強食奨励VSセーフティーネット重視
②官僚利権死守VS官僚利権根絶
③対米隷属外交VS自主独立外交

12月8日付記事に記述したように、


①は「大資本の利益VS国民の利益」
②は「官僚の利益VS国民の利益」
③は「外国(資本)の利益VS国民の利益」
と置き換えることが出来る。

「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の利権互助会は既得権益を死守することを至上命題にしている。「既得権益を死守する」ことと「小沢民主党に政権を渡すな」は同義なのだ。民主党を中心とする野党による本格的な政権交代が実現する場合、特権官僚の天下り利権は本当に根絶される可能性が高い。

霞ヶ関特権官僚を軸とする「政官業外電の悪徳ペンタゴン」がこれまで維持し続けてきた既得権益が、根本から破壊される可能性が生じている。12月1日のテレビ朝日番組「TVタックル」における江田憲司議員の指摘は正しいと思われる。

「偽装新党」は「悪徳ペンタゴン」が既得権益を死守するために放つ「最終兵器」と言ってもよいだろう。「偽装新党」の基本政策は
①弱肉強食奨励
②官僚利権死守
③対米隷属外交                 
であると考えられる。

「偽装新党」は
「大資本の利益」
「官僚の利益」
「外国(資本)の利益」
を追求する政党と考えられる。

「偽装新党」が「官僚の利益」を擁護することに疑問を感じる人が多いだろう。渡辺元行革相や「脱藩官僚の会」が官僚利権根絶を目指していると勘違いしている人が多いからだ。

ここで、「敵を欺くにはまず味方を欺く。これ権謀術数の第一歩と心得よ」の言葉を思い起こさなくてはならない。国民を欺くために、まず官僚を欺いているのだ。「偽装新党」は間違いなく官僚機構と通じていると思われる。

小泉元首相、中川秀直氏、渡辺喜美氏、竹中平蔵氏は、「改革」の言葉を念仏のように唱えながら、官僚利権を最後まで徹底擁護した。「偽装新党」の官僚利権根絶方針は「偽装」であるとしっかりと認識しておかなければならない。

民主党内部に「偽装新党」と基本政策を共有する議員勢力が存在する。「偽装新党」の結成に合わせて、これらの議員は民主党から「偽装新党」に移籍することが望ましい。他方、自民党議員で「セーフティネット重視」、「官僚利権根絶」、「自主独立外交」の基本政策を共有し得る議員および議員候補者は民主党に移籍することが望まれる。

政府の最大の役割は国民の幸福実現である。国民にとって最も重要な状況は、安定的な雇用情勢の確保である。「生き抜く力」様が指摘するように、「労働は命そのもの」なのである。

「偽装新党」は小泉政権の政策路線をそのまま継承する集団である。小泉政権(政)こそ国民生活の安定を切り捨てて、「大資本(業)」、「特権官僚(官)」、「外国資本(外)」の利益だけを徹底して追求し、多くの国民を生活不安の地獄に突き落とした元凶なのである。「偽装新党」がその政策路線をそのまま継承することを忘れてはならない。小泉政権の政策強行を全面支援したのが「マスメディア」=「電波(電)」だった。

「大資本」、「官僚」、「外国資本」、「電波」の利益だけを追求する「政治」を排して、「一般国民」の生活の安定、「一般国民」の幸福実現を追求する政治を実現しなければならない。そのためには、「偽装」を排して、「真正の改革」=「本格的な政権交代」を実現しなければならない。

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