「貞子ちゃんの連れ連れ日記」へのコメント(2)(追記を含む)
私が掲載した「貞子ちゃんの連れ連れ日記」主宰者の藤井まり子氏に対する反論記事に対して藤井氏が再反論の記事を掲載した。かなり冷静さを失っているように見受けられるので、私の側は藤井氏の感情的なコメントにはあえて反論しない。6月11日付掲載の藤井氏の記事が中傷記事に当たらないとするなら、その判断は私の判断とは異なる。人の価値基準や判断基準には違いが存在するから、判断の相違を論議しても不毛である。
藤井氏の夫との関係とトヨタ自動車の奥田碩相談役との関係について、事実と相違する記述があったので、その点だけ事実を指摘させていただく。私としては、面識のある方についての個人的関係については、先方が存在することなので、原則として記述しない方針を保持しているが、藤井氏が事実と異なる記述をされ、一般の読者に誤解を与えると考えられるので、必要最小限度の指摘をさせていただくことにする。
藤井氏の夫とは、かつての私の職場で接触させていただいた経緯がある。年次が私よりも2年上の先輩として仕事を通じて知己を得てきた。それほど密接なお付き合いをさせていただいた訳ではないが、優良な関係が今日まで持続してきた。夫の藤井氏には、私が名古屋での教職を担当していた時に一度と、昨年11月に東京で一度、食事に誘っていただいたことがある。それと、藤井氏が勤務されていた会社で私の経営する会社のレポートを購読していただいていた。
ご厚意には感謝しているが、これ以上のものではない。トヨタ自動車の奥田氏とは奥田氏が社長の時代からの長い期間、面識をいただいてきた。元々は、私がトヨタ自動車の財務関係の方々と仕事を通じての接触が多く、その幹部の方を通じて奥田氏と面識をいただいた。奥田氏は若い人間の意見を積極的に聞かれたいとの考えを持たれていて、財務関係の要職にある方を通じて、個人的に随分多く接触させていただいてきた。10年来の面識をいただいてきている。
奥田氏との関係は私が公開するべきことではないが、藤井氏がブログで誤解を与える記述をしているので、あえて記述させていただくことにした。
経済政策についての対論が提示されていないと、藤井氏は繰り返し主張されているが、私は『日本の総決算』(1999年、講談社)、『現代日本経済政策論』(2001年、岩波書店)、『ウエクサレポート』(2005年、市井文学)、『知られざる真実-勾留地にて-』(2007年、イプシロン出版企画)をはじめ、多くの論考に私の提案を提示し続けてきた。批評などをされるのなら、ぜひとも文献に目を通してからにしていただきたいと思う。
ブログ主宰者の藤井氏がどのようなお考えで、あのような記事を掲載されたのかは、本人でないので私には分からない。推察すると記述したのは、考えられる推論についての可能性を示したもので、それ以上の意味はない。
私としては、これまでに非常に多くの方から、いわれなき誹謗や中傷を浴びてきているので、そのことにいちいち反論はしないが、藤井氏のブログに痴漢冤罪について理解を示す記事があり、また夫の藤井氏をよく存じ上げているので、気を許していたところ、思わぬ攻撃に遭遇したので、事実関係につき、明らかな間違いについて、適正に指摘をさせていただいたまでである。私の信頼が一方的に崩されたことを大変悲しく感じている。
ブログ執筆の目的から外れるので、この問題にはこれ以上深入りしないこととしたい。
(追記)この問題にこれ以上深入りはしないが、藤井氏がブログのコメント欄に事実と異なる記述をしているので、その点についてのみ、誤りを指摘しておきたい。
ブログ主宰者の藤井氏の夫とは優良な関係を保持して現在に至っているが、夫の所属する会社での業務契約の話や、トヨタ自動車の奥田碩相談役との橋渡しなどの経緯は一切存在しない。奥田氏と個人的に面会したことは多数回あるが、これらの関係に藤井氏が関わったことは一度もないはずである。
藤井氏がトヨタ系列の企業に転職されるずっと以前から、奥田氏をはじめとするトヨタ関係者との密接な関係は存在していた。トヨタ自動車の会議でも講演させていただいているし、奥田氏が経団連の日本カナダ経済委員会委員長を務められていた2000年5月の第23回日本カナダ経済会議では、奥田氏の要請により、会議での講演を引き受けさせていただいてもいる。
藤井氏が記述したような内容で私が夫の藤井氏に書状を差し出した事実は存在しない。事実無根の内容を無責任にブログに掲載することは、厳に慎んでいただきたいと思う。なお、拙著については、昨年11月に会食に招かれた際に私が夫の藤井氏に署名を入れて謹呈したものである。(6月12日23時30分執筆)
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