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2008年6月15日 (日)

毎日新聞社磯野彰彦氏への質問

「神州の泉」様「カナダde日本語」様「晴天とら日和」様「雑談日記(徒然なるままに、。)様「植草一秀氏を応援するブログ」様「一秀くんの同級生のブログ」様「ミクロネシアの小さな島・ヤップより」様、貴重なご高見を拝読させていただきました。このほか多くの心ある皆様が意義深い記述を示してくださっております。心よりお礼申し上げます。

ヤフーポータルサイトでの検索では、2日ほど前から私に関連するブログ記事検索がやや困難になっております。理由は不明ですが、皆様の貴重なご高見を把握できていないことがあり、適切に対応申し上げられないことがありますことをお詫び申し上げます。

ヤフーニュースは、山口正洋氏のブログ記事が福島中央テレビのアナウンサーに盗用された問題を「国内ニュース」で大きく取り上げましたが、山口氏による私に関するねつ造記事掲載問題については、記事が「テクノロジーニュース」に分類されて掲載されています。記事盗用のニュース閲覧者が記事ねつ造のニュースには簡単にたどり着けないのではないかとも思われます。

このトピックを通してメディア・コントロールの問題について、思いをめぐらしてくださることを希望します。

  

私は、私が巻き込まれた事件についても、ブログで記述しているさまざまなことがらに関しても、すべて、真実をありのままに述べてきている。私が巻き込まれた事件に関する事実関係の概略については、拙著『知られざる真実-勾留地にて-』に記述した。また、裁判の法廷でも真実のみを述べてきた。

 

ブログへの虚偽情報記載はネット上の重大な問題である。私は5月25日付記事に山口正洋氏によるブログへのねつ造記事掲載について記述した。理由は、山口氏によるねつ造記事掲載が、私が巻き込まれている冤罪事件に対して看過することのできない重大な影響を与えたからだ。この点についての私からの見解表明が不可欠と考えて記事として掲載した。

この経緯については5月27日付記事に記述した。山口正洋氏が昨年5月に私の側から送付した内容証明郵便ならびに弁護士からの電話による通告に対応して誠意ある対応を示したなら、それ以上の措置を講じる考えはなかった。しかし、山口氏は1年以上経過した現在も、誠意ある対応を示していない。

  

電話を入れた弁護士は、2004年事件に関して山口氏が弁護士と連絡を取ったことが一度もないのに、山口氏が2006年12月6日に「植草一秀氏を応援するブログ」主宰者に「(前略)当時も今も連続性のある事件とされていますので、○先生もなにかを迂闊におっしゃるわけにはいかない、と私にはおっしゃってました。(後略)」との事実無根の内容を含むメールを送付した事実を知り、山口氏に内容証明郵便を送付するとともに、直接電話を入れた。

  

山口氏は電話で弁護士に対して謝罪し、私に関する虚偽の記載をしているブログ記事を消去することに同意したと私は弁護士から聞いている。私もその後、民事弁護団を代理人として山口氏に内容証明郵便を送付し、誠意ある対応を求めた。

当方が求めた対応は、

①私に関する虚偽情報を記述した記事を削除すること、

②今後は同様の虚偽情報を記述した記事を掲載しないこと、

③週刊誌等に山口氏が虚偽の情報を提供したと強く疑われるものがあり、その問題についての事実関係を当方に回答すること、

④今後は週刊誌等の取材に対して虚偽の情報を提供しないこと、

だった。

しかし、1年経過後の現在まで、山口氏から誠意ある対応は示されていない。弁護士を通じての謝罪もない。

  

私が山口氏によるねつ造記事掲載問題を記述したタイミングに、福島中央テレビアナウンサーによる記事盗用問題が表面化した。メディア報道は山口氏サイドからの指摘で問題が発覚したと伝えている。山口氏は同氏のブログに、「おい、人間としてのプライドはないのか?」の記事を掲載した。

  

山口氏について毎日新聞は、ブログ:アルファブロガーに聞く ~ 第7回 ぐっちーさん」のタイトルでインタビュー記事を掲載した。インタビュアーを務めたのが磯野彰彦デジタルメディア局次長である。

記事冒頭には「動機は「ある種の正義感」」の見出しが付されており、「実はブログの中では、良質な情報提供者って限られているわけです。書いている人が何百万といる中で、本当にちゃんと書いている人というのは限られているので、やっぱり実際に会って話をして、「この人は信用できる」っていう人のブログしか読んでないですね。」との山口氏の言葉を紹介している。磯野氏は山口氏に対して、「この人は信用できる」って判断されたのに違いない。

  

産経新聞は、政界混迷で注目を浴びる「ネット政談」人気ブロガー「やってらんないわ」断筆宣言」に、「政治報道に携わる者が啓蒙(けいもう)を受ける」、「ネット上での政治談議のなかの人気サイト、人気ブロガー」の一人として山口氏を紹介した。

  

また朝日新聞社は、週刊誌「AERA」に山口氏が執筆する「ぐっちーさん ここだけの話」と題する連載記事を掲載している。

   

報道各社は、福島中央放送のアナウンサーによるHPへのブログ記事盗用問題を大きく報道した。記事を盗用した福島中央テレビは、番組で謝罪するとともに、記事を盗用したアナウンサーをニュース番組のメーンキャスターから降板させ、休職2ヵ月の懲戒処分にしたことを発表した。メディアは福島中央テレビの関係者処分についても大きく報道した。

  

しかし、記事盗用を訴えたブロガーが、実は極めて悪質なねつ造記事をブログに掲載していたのだ。2006年9月14日、15日に山口氏が掲載したねつ造記事は私が巻き込まれた冤罪事件に関する一般市民のイメージ形成に重大な影響を与えたと考えられる。当時のネット上での状況をウオッチしていた方の証言では、山口氏によるねつ造記事公表を契機に、私が有罪であるとの心証を示すコメントが瞬く間にネット上を、カリフォルニアの山火事のような勢いで広がったそうだ。

  

マスメディアが山口氏のねつ造記事掲載問題を報道しないことはあまりにも不自然だ。とりわけ、毎日新聞産経新聞朝日新聞の各社は事実関係を調査したうえで、報道する責任を負っていると考える。

  

山口氏が掲載したねつ造記事のポイントは、

 

①私が巻き込まれた2004年事件の公判において、山口氏が弁護側証人として証言した事実が存在するか、

  

②事件発生翌日の2006年9月14日に、山口氏が蒲田警察署で私に接見した事実が存在するか、

  

の二点である。「このような事実は存在しない」のが「真実」である。

  

証人として証言台に立ったのかどうかについては、2004年事件の公判記録調書に記録が残されているので、確認可能である。弁護側証人は山口氏でない別の男性1名のみであり、山口氏が証人として出廷した事実は存在しない。2004年事件の弁護人によると、事件発生以来、私の事件に関して山口氏と弁護人が接触したことは一度もないとのことだ。

   

また、2006年9月14日の接見の有無に関連して、『条解 刑事訴訟法〔第3版増補版〕』(2006年、弘文堂)は、刑事訴訟法第80条〔弁護人以外の者との接見交通〕について、「逮捕状により留置中の被疑者については、説が分かれるが、本条を準用する規定がない以上、39条1項に規定する者以外の者と接見しまたは書類もしくは物の授受をする権利を有しないと解する」と記述している。

  

山口氏は事件発生翌日の2006年9月14日午後4時25分34秒に「これから本人に会いに行ってきます」との記述を含む記事を掲載しているが、仮に接見が可能だったとしても接見時間は午後5時までで、午後4時をすぎると警察署が接見を認めないことが多いとのことである。山口氏がどこで記事を掲載したのか不明だが、時間的な視点から見ても接見は不可能だったと考えられる。

  

  

磯野彰彦氏は毎日新聞サイトにブログを保持されるだけでなく、HPを見ると毎日新聞を代表してブログを記述されているようである。磯野氏はこの問題についていくつかのコメントを記述されている。朝日新聞がわずかに触れたことを除いて完全不動を決め込んでいる他社との差はあるが、真相解明に向けての姿勢は不十分である。

  

「新聞倫理綱領」に以下の記載がある。

「新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。」

「人権の尊重 新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する。報道を誤ったときはすみやかに訂正し、正当な理由もなく相手の名誉を傷つけたと判断したときは、反論の機会を提供するなど、適切な措置を講じる。」

  

   

山口正洋氏が私に関する事実無根のねつ造記事を掲載したのであれば、極めて重大な人権上の問題であることは間違いない。犯罪に置き換えるのは不適切かも知れないが、人物Aがある犯罪を訴え、その犯罪の事実関係を確認して報道したところ、実はその人物Aが別の犯罪の犯人であると訴えられたとしよう。報道機関はその疑惑について、調査をして報道する責任を負うのではないかと考える。

  

磯野氏は6月25日付で毎日新聞社デジタルメディア局長に昇格することをブログに記述された。磯野氏が「毎日jp.の責任者に就任されるのであれば、なおさらこのような重要事項に対して迅速かつ適正に行動する責任を負うのではないかと考える。

  

私の側も山口正洋氏によるねつ造記事掲載問題についての適正な対応を検討しているが、毎日産経朝日各社に対しては、改めて日本を代表する報道機関としての適正な対応を強く要請する。

  

  

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