2025年2月 9日 (日)

知事選秘密文書と岸口実議員

TBS『報道特集』が兵庫県知事問題を続報した。 「兵庫県知事選をめぐる誹謗中傷立花孝志氏の発信“情報源”一枚の文書を検証」https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1719578 昨年3月の内部告発から動揺が続く兵庫県政。 兵庫県議会は百条委員会を設置して問題解明に取り組んだ。 しかし、その結果が示される前に県議会は9月9日に斎藤元彦知事に対する不信任決議案を全会一致で可決。 斎藤元彦知事は辞職せず自動失職した。 知事失職を受けて11月17日に実施された県知事選で斎藤氏が再選された。 主権者である兵庫県民が斎藤氏を信認したということであれば問題はないが、選挙に二つの重大な問題が存在した。 重大な問題の一つは選挙に際して虚偽の情報が流布され、その虚偽情報が選挙結...

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2025年2月 7日 (金)

忍び寄る大政翼賛政治の軍靴

政界再編の足音が忍び寄っていると言われるが日本政治の今後に期待を寄せることができるのか。 昨年10月総選挙で自公は過半数を割り込んだ。 衆院過半数233に対して自公の獲得議席は215. 過半数より18議席も少なかった。 自民裏金議員が4名当選し、大分県と鹿児島県選出の自民系議員2名が自民入りして221議席を確保。 それでも12議席足りない。 非自公が結束すれば政権交代を実現できた。 この道を模索するべきだったが、選挙後に自公政権持続は直ちに決まった。 国民民主党がいち早く自公にすり寄ったためだ。 自公は維新、国民、立民のいずれかと組めば衆議院過半数を確保する。 維新、国民、立民は「隠れ自公」の性格を強め、この三勢力のすべてが政権与党入りを狙っている。 こうなると買い手市場になる。 自民党は実...

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2025年2月 6日 (木)

野田佳彦代表に不信任決議を

立憲民主党の野田佳彦氏は1月22日の会見で次のように発言した。 「減税を口にした方が、それは選挙はいいでしょう。 野党も連携しやすい。 だが、それでいいのか。 未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい。 財政に責任を持つことが、政権交代を主張する立場としては責任ある態度ではないか。 『財源なくして政策なし』という姿勢は堅持しつつ、予算審議に臨んでいけたらよい。」 この人物は自分の正体を隠さなくなった。 野田佳彦氏の最大の罪は国民との約束を踏みにじったこと。 2009年8月30日の衆院総選挙で野田氏は消費税増税を全面否定した。 消費税増税阻止の先頭に立ったと言ってよい。 その証拠が残されている。 「野田佳彦のシロアリ演説」https://x.gd/DETC5 2...

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2025年2月 5日 (水)

インフレを渇望する財務省

2月4日の衆議院予算委員会で石破茂首相と植田和男日銀総裁の答弁に齟齬が生じた。 立憲民主党の米山隆一議員が質問。 現在の日本経済はインフレであるのかデフレであるのか。 植田日銀総裁は 「現在はデフレでなくインフレの状態にあるという認識に変わりはない」 と答弁。 これに対して石破首相は 「日本経済はデフレの状況にはない。 しかしながらデフレは脱却できていない。 いまをインフレと決めつけることはしない」 と答弁した。 日本の消費者物価指数上昇率推移は以下の通り(前年同月比:%)。        総合  エネルギー&生鮮食品を除く 生鮮食品 2022年  2.5       1.1      8.1 2023年  3.2       4.0      7.4 2024年  2.7       2....

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2025年2月 4日 (火)

日枝久代表排除が秒読みに移行

中居正広氏のトラブルへのフジテレビの関与が指摘され、フジテレビの体制刷新が急務になっている。 問題の根源にフジテレビの企業風土があるとの認識が広がっている。 「その企業風土の礎が日枝久氏であること」をフジメディア・ホールディングス(FMH)の金光修氏が会見で「間違いない」とした。 したがって、フジサンケイグループ代表の日枝久氏の説明責任が求められ、日枝氏がすべての役職から退任するとともに日枝チルドレンを経営陣から一掃することが必要との認識が強まっている。 問題に適正な対応を示してこなかったフジテレビおよびFMHに対して大株主のダルトン・インベストメンツが1月14日に「我々は激怒している」という言葉を含む書簡をFMHに送付。 フジテレビ港浩一社長は慌てて記者会見を開いたが、出席者を限定し、動画...

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2025年2月 3日 (月)

道路陥没事故が示す日本の衰退

埼玉県八潮市で道路が陥没した。 事故が発生したのは1月28日午前10時頃。 八潮市大字二丁目487付近の県道松戸草加線中央一丁目交差点内の道路一部が陥没。 通行したトラック1台が陥没した穴に転落した。 74歳の男性ドライバーが運転していたと見られている。 事故発生から7日目を迎える2月3日時点で転落した男性はまだ発見されていない。 地下を通過する下水管が破損して下水が漏出。 漏出した下水が道路下部の土を流出させて空洞が発生。 地上の重みの影響で道路が陥没したと見られている。 穴は直径40メートルにも広がり、深さが15メートルに及んでいる。 破損した下水管からの下水の流出が続いており、当該陥没箇所の崩落が現在も続いていると見られる。 穴の下部に重機を搬入して男性を救出することが目指されているが...

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2025年2月 1日 (土)

フジ免責アピールに懸命な面々

中居正広氏を巡るトラブルに関する報道の一部を週刊文春が訂正した。 問題の本質には関わらない細部の訂正である。 ところが、この訂正を針小棒大に取り上げる人物が存在する。 古市憲寿氏:「文春は廃刊にしたほうがいい」 ほんこん氏:「週刊誌側も会見したら?」 音喜多駿氏:「世紀の大誤報では」 箕輪厚介氏:「会見なりを開くのが筋。さすがに許されない」 フジサンケイグループはグループ崩壊の危機に直面している。 局面を打開するために文春訂正をゲームチェンジャーとして活用したいとの願望はよく分かる。 そのゲームチェンジに積極的に協力する面々をしっかりと記録しておくことが重要だ。 何らかの意図、目的をもって行動していると推察される。 中居正広氏のトラブルが発生したのは2023年6月上旬、気候情報などを踏まえる...

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2025年1月31日 (金)

石破内閣の高額療養費予算修正

1月12日に ブログ記事「地獄の始まり高額療養費改変」https://x.gd/CbqVw メルマガ記事「ホラーな日本政府の厚労政策」https://foomii.com/00050 を掲載した。 成長戦略の美名の下に推進されてきた施策のひとつが「医療の自由化」。 「医療の自由化」によって国民生活の安全弁根幹である保険医療が破壊される。 このことに警鐘を鳴らし続けてきた。 「国民皆保険」そのものが崩壊しつつある。 政府は「国民皆保険」を守ると言うが、労働者の賃金が減少し続け、社会保険料の負担に耐えられない国民が激増している。 いまや健康保険証を保持することは「ステータスシンボル」とも言われている。 同時に、保険に入っている人が病気に罹患したときに必要十分な医療を受けることができるか。 これが...

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«文春訂正でも本質に変化なし

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