2023年3月22日 (水)

WBC袴田さんから食の権利認定へ

本当に久しぶりの明るい話題。 日本中に満開の桜のような明るさがもたらされた。 検察が特別抗告を断念して袴田巌さんの再審開始が確定した。 そして、WBCで日本代表が米国に勝利。 全勝で優勝を飾った。 日本のしぶとさと強さが際立つ大会だった。 大谷、佐々木などの若手とともにダルビッシュも躍動。 打撃では岡本、村上などの主砲が真価を見せつけた。 とりわけ光るのは栗山監督の采配の妙。 すべての参加選手の心情に配慮するとともに綿密に計算し尽くした選手起用が実行された。 チームを率いるリーダーの重要性が際立つ日本代表の運用だった。 国民も久しぶりに明るい喜びに浸っている。 袴田巌さんの冤罪事件に関して、東京高検が最高裁への特別抗告を断念した。 当然の特別抗告断念だが、これまでの検察行動を踏まえれば、無理...

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2023年3月21日 (火)

キエフ行き競う無意味さ

岸田首相がインド訪問のついでにウクライナを訪問したことが報じられた。 WBCの試合終了直前にニュース速報として報じられた。 NHKは直後の正午の定時ニュースで30分の時間をかけて報道した。 日本全体は日本代表がWBC準決勝で劇的サヨナラ勝利を飾ったことから、これに釘付けになっていたことと思われる。 NHKだけがあらかじめ用意していたと思われる30分の放送を強行し、違和感が充満した。 直前に日本代表が逆転サヨナラ勝利を飾ったから、まさに新鮮なトップニュースだった。 しかし、NHKはニュースでWBCが存在した匂いすら漂わせなかった。 G7の首脳で岸田首相だけがウクライナを訪問しておらず、岸田首相はG7までにどうしてもウクライナを訪問したいと考えていたようだが、G7首脳陣の幼稚さが際立つ結果になっ...

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2023年3月20日 (月)

クレディ・スイスと国際金融市場

スイス金融大手のUBSが、経営難に直面する同国大手銀行クレディ・スイスを救済することで合意したと報じられた。 クレディ・スイスの破綻を回避することを目的とした交渉がスイス政府の支援を受けてまとまったということ。 第二のリーマンショックが到来するとの警戒感が金融市場に広がってきた。 年初に拙著 『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)https://amzn.to/3YDarfx を刊行した。 同書で想定した「金融大波乱」の片鱗が出現している。 この「金融波乱」がどのような推移を辿るのかが重要になる。 この点についての考察を同書第1章に記述した。 「バーナンキのノーベル賞受賞が意味するもの」 に記述している。 拙著の構成は以下の通り。 序章 震撼する新・帝国主義第1章 世界恐慌の分岐点第2章 力...

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2023年3月18日 (土)

政策連合4月10日緊急院内集会

政策連合(オールジャパン平和と共生)は、来る4月10日(月)夕刻に緊急集会を開催する。 コロナ禍で集会開催が困難な状況が続いたが、ようやく日本政府の対応が変化し、コロナ前の生活態様を取り戻すことができつつある。 他方、日本政治の現状は惨憺たる状況にある。 岸田内閣は内閣消滅秒読み態勢移行を意味する支持率3割割れの状況を続けているが、内閣終焉の気配を強めることなく存続している。 野党陣営の弱体化が政権を支える最大の要因になっている。 昨年7月に安倍元首相の国葬実施方針を定めたところから内閣支持率が急落。 国葬実施を強行して9月には内閣支持率が3割を割り込んだ。 これ以来、支持率3割割れを続ける状況が大手メディア世論調査で示されているが、政権終焉の気配は強まっていない。 この状況下で岸田内閣は国...

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2023年3月17日 (金)

ネット世論調査からの戦略構築

次期衆院総選挙がいつ実施されるか。 本来、衆議院の任期は4年であるから、内閣不信任案が可決され、内閣が衆議院を解散する以外は、任期満了まで衆議院を解散するべきでない。 内閣が自己都合で衆院を解散するのは憲法の悪用だ。 憲法第七条は天皇の国事行為として衆議院の解散を定めているが、天皇の国事行為は 「内閣の助言と承認により、国民のために」 行うものであり、内閣が内閣の自己都合で衆院解散を助言、承認するのは適正でない。 しかし、現実には内閣が自己都合で衆院を解散し続けてきた。 首相の「専権事項」などとされているが、これもご都合主義による呼称に過ぎない。 とはいえ、このような内閣の自己都合での解散・総選挙が強行されている現実の下では、これを前提に戦略を構築せざるを得ない。 衆院任期は2025年10月...

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2023年3月16日 (木)

議員除名に明確な基準不可欠

国会に登院しないNHK党のガーシー参議院議員に対して、国会がガーシー議員の除名を決めた。 憲法、国会法の規定に基づき、手続きを踏んでの決定であり、最低限の正統性は担保されている。 日本国憲法は 五十八条 2 両議院は、各々その会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定め、又、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。但し、議員を除名するには、出席議員の三分の二以上の多数による議決を必要とする。 と定めている。 日本国憲法前文は、 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」 の書き出しで始まる。 主権者である国民が国民の代表者である国会議員を通じて行動して日本の政治を行う。 国民の代表者である国会議員が国会での議決によってガーシー議員を除名処分にした。 国会議...

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2023年3月14日 (火)

警察検察断罪した大善文男裁判長

国家にしかできない犯罪。 それは戦争と冤罪。 松川事件、八海事件などいくつもの冤罪事件にかかわり、国家権力への抵抗を貫いた後藤昌次郎弁護士が遺された言葉。 国民を殺す、殺されるに追いやる戦争 やってもいない罪をきせる冤罪 国家にしかできない犯罪である。 戦争による殺戮は国民を物理的に殺すもの。 冤罪は国民を社会的に殺すもの。 国家による犯罪である戦争と冤罪を根絶しなければならない。 冤罪を生み出すのは代用監獄と取調室というブラックボックス。 警察・検察は密室で犯罪を創作する。 場合によっては証拠も創作する。 いまはやりの「ねつ造」である。 冤罪は「魂の殺人」と呼ぶことができる。 東京高裁は3月14日、57年前に起きた「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌元死刑囚の再審開始を認める決定を示した。...

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2023年3月13日 (月)

高市国務相の絶体絶命

高市早苗国務相(経済安全保障担当)は3月9日の内閣委員会で放送法の解釈変更を強引に推し進めた礒崎陽輔元首相補佐官について、 「礒崎さんからの働き掛けによって私の答弁が変わったかのように言われていますけど、それも違います。 礒崎さんという名前は今年3月になって初めて聞きました。 私が礒崎補佐官について、その名前もしくは放送行政に興味をお持ちだと知ったのは3月、今年3月になってからでございます。」 と述べた。 ところが、高市氏が2013年に大分県由布市での講演で次のように述べていたことが指摘された。 「それからこの夏、磯崎陽輔さんにはホンマにお世話になりました。 いまも総理の側近で、官邸の中で補佐官として大活躍してくれています。 磯崎さん、うちの主人と割と似ていて、主人と思って手を降ったら磯崎さ...

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