2025年3月21日 (金)

高すぎる議員報酬が間違いの元

自民党の金券腐敗政治の闇が深い。 金券=商品券を配っていたのは石破茂首相だけでない。 石破首相でさえこれまでに10回程度の金券配布を認めている。 歴代の首相は「法令に基づき適切に対応してきた」とするだけで、金券配布を否定しない。 〈金券配布政治〉という〈金権腐敗政治〉。 裏金も金券も日常茶飯事だったことが分かる。 日本で政治はビジネスだ。 「金儲け」のために政治をやっている。 一部の野党は金儲けのために政治をやっていない。 しかし、与党のみならず、野党の一部でも「金儲け」のビジネスとして政治をやっている者が多い。 このような政治を一掃する必要がある。 大きな問題が三つある。 第一は議員の処遇が高すぎること。 第二は企業献金を認めてしまっていること。 第三は財政支出が利権補助金まみれであること...

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2025年3月19日 (水)

公正性備えていた第三者委員会

兵庫県の斎藤知事の内部告発文書をめぐり県の委託を受けて調査を行った第三者委員会が3月19日に報告書を公表した。 報告書は斎藤知事の言動がパワハラであったと認めるとともに、県民局長による外部通報が公益通報に該当することを認定した上で、県が通報者捜しを行ったこと、ならびに県民局長の公用パソコンを回収したことが公益通報者保護法に違反すると認定した。 県議会が設置した百条委員会の報告書よりも明確な結論を示したことになる。 第三者委員会の委員が適正に選定されたのかどうかに懸念が存在したが、当該第三者委員会は日弁連の指針に基づき、適正に委員が選定されて設置されたものであることが判明した。 第三者委員会は、兵庫県弁護士会が「県との利害関係が無い」などの条件をもとに推薦を受けた藤本久俊委員長ら3人が「委員」...

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2025年3月18日 (火)

希望捨てたら悪夢が確定する

今夏の参議院議員通常選挙は投開票日が7月20日になる公算が高い。 3連休の中日、夏休み最初の日曜日となれば、通常は投票率が下がる。 投票率が下がる日に投票日を設定したと見られる。 これまで自公は投票率が下がれば下がるほど有利と言われてきた。 岩盤支持層は雨が降ろうが槍が降ろうが投票所に足を運ぶ。 得票数が変動しないから全体の投票数が減れば自公の得票率は高まり、より多くの議席を獲得できる。 このような判断で投票日を設定しているとすれば言語道断。 かつて「(選挙に無関心な人は)寝ていてくれればいい」と言い放った総理大臣がいたが、日本民主主義の劣化を物語る発言だ。 主権者が投票所に足を運べば政治は変わる。 2009年に鳩山由紀夫内閣を誕生させた総選挙では投票率が7割近くに跳ね上がった。 新たに投票...

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2025年3月17日 (月)

不正な選挙はやり直しが基本

兵庫県知事問題について県が設置した第三者委員会の報告が3月19日にも明らかにされると伝えられている。 〈第三者委員会〉という名称が付されてはいるが、その委員を誰の意向で任命したのかがポイント。 兵庫県知事の斎藤元彦氏の意向が反映されているとするなら、報告内容が明らかにされる前に結果は明らかだ。 つまり、〈違法とまでは言えない〉という結果が示されることになる。 第三者委員会を議会が設置して人選するなら、議会の意向を反映するものになるだろう。 議会は百条委を設置して報告書を提出した。 断定していないが斎藤知事の責任を問う内容である。 問題の根本は公益通報制度の運用。 これが問題の根幹である。 11月17日の選挙で斎藤氏に投票した人々は、その行為に縛られているのではないか。 人々は 「メディアが伝...

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2025年3月16日 (日)

企業献金禁止に反対する党

昨年10月31日の総選挙で自民党が大敗した原因は〈政治とカネ〉問題にあった。 日本政治の中心問題。 1970年代にロッキード事件が表面化。 田中角栄首相への贈賄が立件された。 1980年代末にはリクルート事件が表面化。 竹下登首相を中心に多数の国会議員にリクルート社の未公開株が不正に譲渡されたことが発覚し、その一部が事件化された。 その後、1993年に政治改革をめぐり自民党が分裂。 総選挙の結果として野党8会派による連立政権が樹立された。 自民党は1955年の結党以来、初めて下野した。 この過程で衆院総選挙に小選挙区制が導入され、企業団体献金を廃止することを前提に政党交付金制度が創設された。 その後、連立政権から社会党が離脱。 自民党は社会党、新党さきがけと連携して政権を樹立して与党に返り咲...

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2025年3月15日 (土)

石破首相商品券配布で政局

政局に春の嵐が吹き荒れ始めている。 石破首相が昨年10月総選挙での自民党当選者を招いて開いたお食事会。 土産に各人に10万円の商品券を配ったことが発覚した。 昨年9月の自民党総裁選で石破氏は5回目の挑戦で初めて当選を果たした。 その総裁選前の講演で石破氏は次のように述べた。 「自民党総裁は公職ではないので、カネをばらまくということがある。私は(カネを)まいたことがない。」 10月の総選挙で自民党は大敗。 最大の理由は裏金事件の露見だった。 自民党旧安倍派を中心とする裏金事件。 史上空前の政治腐敗事件が表面化。 旧安倍派を中心に落選者が相次いで自民は大敗。 自公の与党は衆院過半数を大きく割り込んだ。 それでも石破内閣は続投を果たした。 金権腐敗の旧安倍派が壊滅したことは石破氏には有利に作用した...

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2025年3月13日 (木)

リニアと北陸新幹線を考える

厚労省発表の人口動態調査速報によると2024年の日本の出生数は72.1万人、死亡数は161.9万人だった。 出生数から死亡数を引くと89.8万人。 90万人も人口が減った。 メディアは出生数の減少だけを報じるが驚異的なのは死亡数。 コロナパンデミックが広がった2020年の死亡数は前年比0.8万人減少して137.3万人だった。 コロナパンデミックの2020年は死亡数が減ったが、2021年から死亡数が激増した。 何があったか。 最大の相違はワクチンを打ち始めたこと。 ワクチン接種に連動して日本の死亡数が激増した。 2024年の死亡数は2020年比で約25万人も多い。 1年あたりの死亡数が25万人も増えたのは戦時を除いて過去100年間で初めてのこと。 異常な死亡数激増が観察されている。 死...

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2025年3月12日 (水)

有害無益の八百長第三者委

国政が兵庫県問題を歪めている。 国政では少数与党の石破内閣が野党を一本釣りして政権の維持を図る。 野党が結束して与党に対峙すれば政権交代を実現できるが、野党は結束しない。 政治刷新よりも与党の利権政治に参画することを優先しているためだと見られる。 昨年の総選挙後にいち早く自公にすり寄ったのは国民民主。 これに刺激されたのか、維新も自公へのすり寄りを鮮明にした。 〈103万円の壁〉よりも安上がりな〈高校授業料無償化〉をアピールして自公政権に秋波を送った。 石破内閣は費用のかさむ103万円の壁大幅引き上げよりも安上がりの高校授業料無償化を選択して維新と予算成立のための合意を結んだ。 しかし、政府予算案には〈高額療養費制度改悪〉の内容が含まれていた。 維新は高額療養費制度改悪に賛成したことになる。...

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